「Clipyを使うと、コピペ作業が楽になるって聞きました。でもセットアップや使い方がさっぱりわかりません。初心者向けに教えてください」
本記事では、こういった疑問に答えます。
本記事を書いてる私は、ブログ歴は4年以上。
ブログ執筆では、Macを使っています。
Macを使う理由はこちらで解説してますが、そんな私には『Clipy』は欠かせません。
Clipyを使えば、コピペ作業がむっちゃ楽になり、ブログ執筆がスピードアップするからです。
もちろん、仕事での文書作成も効率化するので、私の嫌いな残業を減らせます。
Clipyは無料ですし、Macユーザーは試してみてはどうでしょう? いや、使わないと損します!
前置きこれくらいで、さっそく見ていきましょう。
※Windows版も記事の最後に紹介してますので、Windowsユーザーもご覧ください。
Clipyとはクリップボード管理アプリ
Clipyとは、Macで使える無料のクリップボード管理アプリです。クリップボード拡張アプリと呼んだりもします。
※クリップボードとは、テキストをコピーして貼り付けるための一時的な保存領域のこと。
Clipyを使えばコピペ作業やテキスト入力が楽になるので、ブログ執筆や文書作成がスピードアップします。
Clipyの主な機能は以下の2つ。
- 機能①:クリップボード履歴からペーストできる
- 機能②:スニペット(定型文)からペーストできる
順に見ていきます。
機能①:クリップボード履歴からペーストできる
通常は、テキストを一つしかコピーしておけないですね? コピーするたびに、昔のは上書きされるので。
しかしクリップボード管理アプリのClipyなら、過去にコピーしたテキストいくつも保存しておくことが可能です。そのコピー履歴から、好きなものをペーストできるので、Macでの作業効率がグンとアップします。
機能②:スニペット(定型文)からペーストできる
スニペットとして定型文を登録しておけば、いつでも定型文をペーストできます。例えば、メールのあいさつ文や資料の雛形とか。
このスニペットについては、クリップボード管理アプリというより、単語登録アプリでは? って感じもしますが、それはさておき、、
Clipyのスニペットを使えば、同じような文章を何度も入力する手間がなくなるので、Macを使った文書作成がスピードアップします。
Clipyとはこんな感じ。
MacおすすめアプリClipyのインストール方法
続いては、Clipyのインストール方法を解説します。
ここまでClipyのメリットを解説しましたが、その良さは一度使ってみればすぐにわかります。無料ですので、まずはインストールしてみましょう。
まずClipyの公式サイトにアクセスします。
» Clipyの公式サイト
対象のOSバージョンが記載されてるので、お使いのMacのバージョンが対応しているかを確認しましょう。
※お使いのMacのOSバージョンがわからない方へ: Macの画面左上にあるAppleマークをクリックし、 [このMacについて]を選べば確認できます。
MacのOSバージョンが問題なければ、[Download]をクリックします。
ダウンロードが完了したら、Finderのダウンロードフォルダを確認してダウンロードしたファイルを開きます。ブラウザの下に表示される以下をクリックしてもOKです。
すると以下のウィンドウが表示されるので、左にあるClipyアイコンを右のアプリケーションフォルダにドラッグしましょう。自動でClipyがインストールされます。
以上、Clipyのインストール方法でした。
Macおすすめアプリ Clipyの初期設定
続いては、Clipyの初期設定を解説します。
手順①:Clipyの起動時設定
Finderで「アプリケーション」フォルダを開いてClipyを起動します。Launchpadから起動してもOK。
Clipyを起動すると、「“Clipy.app”はインターネットからダウンロードされたアプリケーションです。開いてもよろしいですか?」と聞かれるので、[開く]をクリックします。
「”Clipy.app”は、アクセシビリティ機能を使用してこのコンピュータを制御することを求めています。」と聞かれたら、[システム環境設定を開く]をクリックします。
カギのマークをクリックして解除します。
「Clipy.app」にチェックを入れて、カギのマークをクリックしてロックします。
「システム起動時にClipyを起動しますか?」と聞かれたら、[起動する]をクリックします。
画面上方のメニューバーにアイコンが表示されたら、Clipyの起動時設定は完了です。
手順②:Clipyの環境設定
続いては、Clipyの環境設定を解説します。
メニューバーから[環境設定]をクリックしてください。
[一般]タブ
設定のウィンドウが立ち上がります。
[一般]タブで次の2項目のチェックを入れましょう。
[メニュー]タブ
[重複した履歴を上書きする]にチェックを入れます。この項目にチェックを入れないと、同じ内容のクリップボードが複数履歴として残っていまいち。
[対応形式]タブ
Clipyが対応するクリップボードのデータ形式の指定です。
全ての項目にチェックが入っていることを確認しましょう。
[ショートカット]タブ
ショートカットキーを好きなキーに設定しましょう。
※私は、メインのショートカートキーを[command+B]にしています。キーは3つより2つの方が楽チンですし、BキーはVキーの近くにあって便利です。
以上、Clipyの初期設定でした。
Macおすすめアプリ Clipyの使い方
続いては、Clipyの使い方を解説します。
Clipyの使い方は以下の2つ。
- 使い方①:クリップボード履歴からペーストする
- 使い方②:スニペットからペーストする
どちらも簡単です。
順にみていきましょう。
Clipyの使い方①:クリップボード履歴からペーストする
まず、クリップボード履歴からペーストするという、Clipyの基本的な使い方を解説します。
コピーしたいテキストがあれば、コピーしてクリップボードに記憶しておきます。
この操作は、Macの通常のコピーと同じで、[command]+c 。
作業中、以前にコピーしたテキストをペーストしたくなったら、ペーストしたい場所にカーソルを置いたまま、
ここで、[command]+v のかわりに、Clipyを立ち上げます。
Clipyの立ち上げ方は、
- メニューバーのClipyアイコンをクリックする
- 先ほどの登録したショートカットキーをうつ(デフォルトは、shift+command+V)
のどちらでもOKです。
すると、Clipyのメニューが表示されます。
履歴のフォルダをクリックすると、過去にコピーしたテキスト(クリップボード)の一覧が表示されるので、ペーストしたいテキストをクリックします。
※下に行くほど昔にコピーしたテキスト。
すると、過去にコピーしていたテキストがペーストされます。
なんとも楽チンですね!
※補足:「履歴」からペーストすると、そのテキストがクリップボードの最新に変わります。
Clipyの使い方②:スニペットからペーストする
続いては、スニペットからペーストする使い方を解説します。
スニペットの登録
まずはスニペットを登録します。
メニューバーのアイコン、もしくは、登録したショートカットキーから、Clipyのメニューを表示し、[スニペットを編集]をクリックします。
すると、スニペットの編集画面が表示されるので、[フォルダ追加]をクリックします。
フォルダが作られます。
[untitled folder]の上をクリックすると、フォルダ名を変更できるので、お好きな名前をつけます。
次に、[スニペット追加]をクリックします。
すると、フォルダの下に[untitled snippet]が作られます。
右枠の[スニペットの内容を記入してください]の部分に、登録したい定型文を記入します。
定型文を記入したら、[untitled snippet]の部分をクリックして、お好きなスニペット名をつけておきます。
あとは同じ手順で、スニペットを追加していきます。
スニペットの登録は以上です。
スニペットをペーストする
続いては、登録したスニペットをペーストする方法を解説します。
といっても、手順は、先ほどのクリップボード履歴からペーストする方法とほとんど同じ。
作業中、以前にコピーしたテキストをペーストしたくなったら、ペーストしたい場所にカーソルを置いたまま、
Clipyのメニューを立ち上げ、[スニペット]の中で、ペーストしたい定型文をクリックします。
すると、その定型文が一瞬でペーストされます。
う〜ん、なんとも楽チン!
以上、スニペットの使い方でした。
Google日本語入力との違い
Clipyのスニペット機能って、「Google日本語入力」のツールでもできるけど、、と拍子抜けした方はいませんか?
そんな方向けに、両者の違いを補足しておきます。
「Google日本語入力」は、日本語の文字入力をサポートしてくれる便利ツールで、仕事を効率化する方法10選【マコなり社長YouTubeから学ぶ】の記事で紹介しています。
Google日本語入力でも定型文の登録はできるんですが、唯一の弱点は、改行を含めた登録ができないこと。なので、ペーストしたあとに、何度かEnterキーを押す必要があって、割とメンドウなんですよね…。
対して、Clipyなら改行を含めた登録ができます!
例えば先ほど紹介した文も、改行込みでそのままペーストできちゃうわけ。
う〜ん、Clipyってやっぱ便利だわ。
ClipyのWindows版ってあるの?
今回は、Macユーザー向けにClipyを紹介しました。
しかし、「Windowsにも似たようなクリップボード管理アプリってないの?」と質問したい方もいますよね?
そこで、Windowsユーザー向けに、おすすめのクリップボード管理アプリを紹介します。
- おすすめ①:Clibor
- おすすめ②:Windowsキー+Vキー
順に見ていきます。
おすすめ①:Clibor
Windowsユーザー向けのおすすめのクリップボード管理アプリは、「Clibor」です。
MacのClipyとアプリ名が似てますね笑。
Clipyと同じく、Cliborも無料なので試しにどうぞ。
ちなみに、CliborはMac版もあります。 ただし、CliborのMac版は、Windows版に比べて機能が限定的で、すごく使いづらいです。Macなら本記事で紹介するClipyのほうがおすすめ。
おすすめ②:Windowsキー+Vキー
第二のおすすめは、アプリではなく、Windowsの標準機能を使うこと。
Windows10、Windows11の場合、「Windowsキー+Vキー」で、クリップボードの履歴からペーストできます。
Microsoftのサポートページにも記載がありますが、「PC設定のカルマ」さんの記事の方がわかりやすいので、そちらをご覧ください。
Windowsユーザーは、上記2つのうち、お好きな方を試してみてはどうでしょう?
まとめ:ClipyはMacユーザ必須のクリップボード管理アプリ!
今回は、Macで利用できるクリップボード管理アプリ「Clipy」の使い方を解説しました。
Clipyを使えばコピペ作業が楽になり、ブログ執筆や文書作成がスピードアップします。動作は軽くてシンプル操作。さらに無料です。
MacユーザーがClipyを使わない理由はありません。
さっそく今日から使ってみてください(^^)/