MacでExcelを使いたい。使用方法を教えてください。
こういった疑問に答えます。
MacでExcelを使いたいけど、Microsoft製品はMacにも対応しているのか分からない、という方も多いでしょう。
Excelは同じ会社で運営するWindowsでしか動かせないと思われがちですが、実はMacでも使えます。
本記事ではMacでExcelを使う方法をまとめました。
無料版と有料版それぞれまとめたので、MacユーザーでExcelを使いたい方は参考にしてください。
MacでExcelを購入・使う方法3つ【無料板・有料版の比較表】
結論、MacでもExcelは使えます。
MacでExcelを使う方法は、以下の3タイプです。
料金 | 支払い | 名称 | アプリ | メリット | デメリット | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 無料 | – | Excel for the web | Excel、Word、 Powerpoint | ・無料 ・インストール不要 ・5GBのクラウドストレージ | ・マクロ使用できない ・機能の制限あり ・オフラインで使用できない |
2 | 有料 | サブスクリプション 14,900円(税込)/毎年 または 14,90円(税込)/毎月 | Microsoft 365 Personal | Excel、Word、 Powerpoint、 Outlook、 Teams | ・常に最新のアプリを使える ・インストール版とWebアプリ版の両方を使える ・複数のデバイスで利用可 ・1TBのクラウドストレージ ・1か月無料体験あり | ・ずっと支払いが発生する ・Webアプリ版はマクロ使用できない |
3 | 有料 | 買い切り 20,590円(税込) | Excel | Excel | ・支払いは購入時だけ。2年以上使えばタイプ2よりも安い ・マクロ使用可 ・オフラインでも使用可 | ・アップデートされない ・VBAでユーザーフォームは使えない |
買い切り 29,980円(税込) | Office Home & Student 2021 for Mac | Excel、Word、 Powerpoint |
上記の3つのタイプのうち、メリット・デメリットをご覧のうえ、あなたの希望にそったものをお選びください。
ちなみに私は、タイプ3でExcel単体を購入しました。
以降では、タイプごとに使用方法を紹介します。
MacでExcelを使う方法タイプ1(無料)
MacでExcelを使う方法のタイプ1(無料)を紹介します。
このタイプ1は、Webブラウザで使用するものです。
まず、Microsoftにサインインをする必要があります。
無料のMicrosoft 365オンライン にアクセスしたのち、「サインイン」をクリックします。
以下が表示されるので、お持ちのMicrosoftアカウント情報を入力して「次へ」をクリックします。
サインインすると「Microsoft 365へようこそ」という画面が表示されます。
画面の左部のメニューから「Excel」を選択します。
「空白のブック」を選択します。
すると、以下のようなブックが表示されます。これでWeb版のExcelが使えるようになります。
私の環境では、上記のブックが表示されず、以下のようなエラーメッセージが表示されました。
原因はわからず・・。
なので私は無料版の使用はあきらめて、後述する買い切り(タイプ3)を購入することにしました。
以上、MacでExcelを無料で使う方法でした。
MacでExcelを使う方法タイプ2(有料のサブスクリプションを購入)
MacでExcelを使う方法のタイプ2(有料)を紹介します。
このタイプ1はサブスクリプションで、毎年あるいは毎月の支払いが必要です。
以下の特徴があります。
- インストール版とWebアプリ版のどちらも使用できる
- Excel以外にも、Word、Powerpoint、Outlook、Teamsをセットで使用できる
いきなり購入(サブスクリプション契約)してもよいですが、1か月の無料お試し期間があるので、まずはそれを使ってみるのがおすすめです。
サブスクリプションの購入・使用手順
STEP1で1か月間の無料お試しを選択した場合でも、支払い情報を指定する必要があります。
「試用版を開始して後で支払う」をクリックします。
以下のメッセージが表示されるので、「はじめに」をクリックします。
タイプ2(有料)では、インストール版とWebアプリ版のどちらも使えます。
インストール版は下図の①を、Webアプリ版は下図の②をクリックします。
インストール版
インストール版を使う場合は、上図①の「インストーラーを入手」をクリックします。
以下の表示になるので、「今すぐダウンロード」をクリックします。
するとインストーラーがダウンロードされるので、Macにアプリをインストールします。
インストール完了後、ランチャーからExcelを起動すれば、MacでExcelを使用できるようになります。
Webアプリ版
Webアプリ版を使う場合は、さきほどの図の②の「Webアプリを表示して開く」をクリックします。
すると以下の表示になるので、Excelをクリックします。
すると以下の表示になるので、「空白のブック」をクリックします。
すると、以下のようなブックが表示されます。これでWebアプリ版のExcelが使えるようになります。
私の環境では、最初にExcelを起動しようとしたら、以下のようなエラーメッセージが表示されるときがありました。
原因はわかりませんが、なんどか試しているうちに、Excelを使えるようになりました。
サブスクリプションをキャンセルする方法
サブスクリプションをキャンセルする方法を紹介します。
1か月の無料お試し期間を、期間内にキャンセルする方法も以下の手順で行ってください。
Microsoft365のページで、画面右上にあるアカウントのアイコンをクリックして、アカウントプロファイルにアクセスします。
「Servies & subscriptions」をクリックします。
「Manage」をクリックします。
「Cancel subscription」をクリックします。
画面の最下部にある「I don’t want my subscription」をクリックします。
すると以下の画面になり、サブスクリプション(1か月無料体験)のキャンセルが完了します。
参考:AIもサブスクリプションに加える方法
サブスクリプションでExcelを使う場合、AIサービスの有料版「Microsoft Copilot Pro」もサブスクリプションに加えるのありですね。
Microsoft Copilot Proについて詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
Microsoft Copilot Proをサブスクリプションに加える場合、先ほどの「Servies & subscriptions」の画面で、「Get Copilot Pro」をクリックします。
以下の画面で、「試用版を開始して、後で支払う」をクリックします。
以上、MacでExcelを有料(サブスクリプション)で使う方法でした。
MacでExcelを使う方法タイプ3(有料の買い切り版を購入)
MacでExcelを使う方法のタイプ3(有料)を紹介します。
このタイプ3は買い切りで、支払いは購入時だけです。
買い切り版のExcelの注意点
買い切り版のExcelでは、VBAは利用可能です。
ただし、WindowsのExcelと違い、「ユーザーフォームを挿入する」という機能はありませんのでご注意ください。
買い切り版のExcelの購入・使用手順
タイプ3の使用手順は以下の3ステップ。
- Step1: 買い切り版を購入する
- Step2: MacにExcelをインストールする
- Step3: MacでExcelを起動する
前述したとおり、買い切り版は、
- Excel単体を購入する
- Excel、Word、Powerpointなどをセットで購入する
のどちらでもOKです。
ちなみに私は、このタイプ3でExcel単体を購入しました。
Excel単体で購入するなら、以下のリンクから購入手続きをします。
詳しくは以下の記事で解説したので、そちらをご覧ください。
以上、MacでExcelを有料(買い切り)で使う方法でした。
参考:Excelの替わりの無料アプリ5つ
ここまでMacでExcelを使う方法を解説してきましたが、もしかすると、
- 無料版のExcelは嫌だ
- 有料版はお金がかかるから嫌だ
という方のために、Excelの替わりの無料アプリを5つ紹介します。
- Numbers
- Googleスプレッドシート
- LibreOffice Calc
- Apache OpenOffice Calc
- Zoho Sheet
Numers
Macに標準搭載されている表計算アプリです。
美しいテンプレートと簡単なインターフェースが特徴で、基本的なスプレッドシートの作成や編集に適しています。
Excelとの違いは以下をご覧ください。
Googleスプレッドシート
Googleのクラウドベースのスプレッドシートアプリで、リアルタイムでの共同編集が強みです。
インターネットに接続されていれば、どこからでもアクセスでき、Microsoft Excelとの互換性もあります。
Excelとの違いは以下をご覧ください。
LibreOffice Calc
オープンソースのスプレッドシートプログラムで、Excelとほぼ同等の多くの機能を提供します。
マクロや複雑な数式のサポートも充実しています。
Apache OpenOffice Calc
Apache OpenOfficeのオープンソースソフトで、基本的な表計算機能を備えています。
4300以上のテンプレートが提供されており、信頼性の高いツールと言えます。保存形式はOpenDocument形式やExcel形式に変換可能です。
https://www.openoffice.org/ja/
Zoho Sheet
クラウドベースで提供されるこのアプリは、豊富な機能と柔軟な共同編集オプションを提供します。
また、自動化機能も充実しており、繰り返し行われるタスクを自動化することができます。
https://www.zoho.com/jp/sheet/
最後に
MacでExcelを使う方法を3つ紹介しました。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、あなたの希望にそったものをお選びください。
ちなみに私は、タイプ3の買い切り版でExcel単体を購入しました。
理由は以下のとおり。
- VBAでマクロを使いたいから
- 毎年支払うのは避けたいから
- Excelだけ使えればいいから
もしタイプ3の利用手順を詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
VBAマクロを使って、Excelの業務を効率化したい方は、以下の姉妹サイトをご覧ください。