iPhoneを初めて購入する場合、あるいはiPhoneを買い替える場合の流れは?
こういった疑問に答えます。
iPhoneを購入する場合、
- iPhoneを初めて購入する
- iPhoneを買い替える
の2パターンがあります。
本記事では、両パターンについて、全体の流れを紹介します。
iPhoneを初めて購入する場合の流れ
流れは以下のとおり。
- iPhoneを購入する
- iPhoneを起動し初期設定をする
- 前に使っていたAndroidスマホからデータを引き継ぐ
- SIMカードを挿入し、モバイル通信の設定をする
- iPhoneの初期設定を最適化する
- スマホケースをとりつける
Step1: iPhoneを購入する
どこで買うのか?については以下をご覧ください。
Step2: iPhoneを起動し初期設定をする
ここでいう初期設定とは、「言語」や「Wi-Fi」、「顔認証」の設定など。
iPhoneの画面に表示される指示に従っていけば大丈夫。
Step3: 前に使っていたAndroidスマホからデータを引き継ぐ
もし、それまでにAndroidスマホをいたならば、AndroidスマホのデータをiPhoneに引き継ぎます。
Step4: SIMカードを挿入し、モバイル通信の設定をする
SIMカードを挿入し、モバイル通信の設定をします。
Step5: iPhoneの初期設定を最適化する
Night Shiftモードを設定したり、ウィジェットを設定したりして、設定を最適化しましょう。
Step6: スマホケースをとりつける
お好みのスマホケースをとりつけましょう。
iPhoneを買い替える場合の流れ
以降では、「Appleサイトを使ってiPhoneを買い替える」という場合を想定して、手順の詳細を紹介します。
流れは以下のとおり。
- 新しいiPhoneを購入する。注文時に、下取りに出すiPhoneも入力する
- メールが届くので、下取りのために本人確認情報・集荷日を入力する
- 新しいiPhoneが自宅に届く
- 新しいiPhoneを起動し、古いiPhoneからデータを移す
- LINEのひきつぎをする
- その他のアプリのひきつぎをする
- SIMカードを挿入し、モバイル通信の設定をする
- 新しいiPhoneの初期設定を最適化する
- スマホケースをとりつける
- 古いiPhoneを下取りに出すために、データの削除(初期化)をする
- 自宅に集荷に来てくれるので、古いiPhoneを渡す
順にみていてきましょう。
Step1: 新しいiPhoneを購入する。注文時に、下取りに出すiPhoneも入力する
Appleサイトで新しいiPhoneを購入する場合は、以下のサイトにアクセスします。
https://www.apple.com/jp/
希望のiPhoneを選びましょう。
希望のiPhoneを選んだら、「購入」ボタンをクリックします。
遷移先のページで、希望のモデル・スペックを選んでいきます。
途中で、下取り(Trade In)を選び、下取りに出すiPhoneのシリアル番号を入力します。
すると、以下のように下取り額が表示されます。
残り、支払い方法などを入力して、「バックに追加」をクリックします。
遷移先のページで、「バックを確認」をクリックします。
遷移先のページで、購入するiPhoneの他に、下取りに出すiPhoneも赤枠に記載されます。
問題なければ「注文手続きへ」ボタンをクリックします。
遷移先のページで、新しいiPhoneの受取方法を設定します。
入力後、「支払いに進む」をクリックします。
支払い方法を入力後、「注文の確認」をクリックします。
最終確認画面で、下取りについて、利用規約に同意ならチェックをつけます。
すべてOKなら、「注文する」ボタンをクリックします。
以上で完了。
Step2: メールが届くので、下取りのために本人確認情報・集荷日を入力する
新しいiPhoneの注文が完了すると、しばらくして、以下のようなメールが届くので、「下取りの詳細を入力する」ボタンをクリックします。
遷移後のページで、
- 追加の本人確認情報の提供
- 配送業者の集荷の予約
を行います。
なお、上記のメールには、以下のように、古いiPhoneを下取りに出すときの作業手順が記載してあります。Step10を行う際にここを参照してください。
Step3: 新しいiPhoneが自宅に届く
新しいiPhoneが自宅に届きます。
Step4: 新しいiPhoneを起動し、古いiPhoneからデータを移す
新しいiPhoneを起動したら、「言語」「Wi-Fi」などを設定し、古いiPhoneのデータを新しいiPhoneに移します。
事前準備
- iOSをアップデートしておく(古いiPhone)
- BluetoothとWi-Fiをオンにしておく(古いiPhone)
- 充電ケーブルをさしておく(新しいiPhone/古いiPhone)
クイックスタートの注意点
- クイックスタートが利用できるのはiOS 12.4以上
- 転送するデータ量が新しいiPhoneのストレージにおさまるかを確認しておく
- クイックスタートとは別に、設定が必要なアプリもある。その代表格のLINEは後述。
- ワイヤレス接続で行う場合、データ量が多い場合は、Bluetoothだと時間がかかりすぎるため、Wi-Fiを使うのがおすすめ
- クイックスタートを始める前に、新しいiPhoneの初期設定を完了させないこと。初期設定を済ませてしまうと、クイックスタートを利用できません
データの移行
クイックスタートという機能を使えば、データ移行は簡単にできます。
クイックスタートは、新旧のiPhoneを並べ、各端末の画面の指示に沿って手順を進めます。データ転送は、ワイヤレス接続 (BluetoothまたはWi-Fi)と有線接続のどちらも可能。
私はワイヤレス接続でやりました。
クイックスタートの手順は以下のとおり。
- 新旧2台のiPhoneの電源を入れる (注意:新しいiPhoneの初期設定を完了させないこと)
- 新しいiPhoneの「こんにちは」画面をスワイプして言語選択画面になると、古いiPhoneにも「新しいiPhoneを設定」という画面が出てくるため「続ける」をタップする
- 新しいiPhoneにアニメーションが表示されるので、古いiPhoneのカメラで読み取る
- 古いiPhoneのパスコードを、新しいiPhoneに入力する
- 新しいiPhoneにFace IDまたはTouch IDを設定する
- 新しいiPhoneで「iPhoneから転送」をタップする
- 転送が完了するまで待つ
詳しい手順は、以下の外部サイトをご覧ください。
https://www.au.com/mobile/gimon/data-migration01/
上記サイト内に紹介されている以下の動画をみるとイメージしやすいですよ。
Step5: LINEのひきつぎをする
Step3のデータ移行では、LINEのひきつきはされないので、個別に行う必要があります。
iPhoneからiPhoneへの買い替えであれば、LINEは過去のトーク履歴もすべてひきつぎできます。
LINEのひきつぎ手順は以下の2ステップ。
- 事前準備 (古いiPhoneで行う)
- 移行作業 (新しいiPhoneで行う)
LINEのひきつき方法はどんどん変わっていくので、LINEの公式サイトを確認しましょう。
LINEの公式サイトはこちら。
https://guide.line.me/ja/migration/iphone-to-iphone/
なお、2の移行作業は、クイックスタートを使うと簡単ですよ。
Step6: その他のアプリのひきつぎをする
LINE以外のアプリのひきつぎをします。
Step4のデータ移行によって、多くのアプリはひきつぎされてますが、いちおう、各アプリを起動してみてみましょう。
適宜、各アプリの公式サイトのひきつぎ手順を参照ください。
Google Authenticatorのひきつぎ方法
二段階認証の認証アプリ、Google Authenticatorのひきつぎ方法を紹介します。
- 古いiPhoneで、Google Authenticatorを開く
- 画面上にあるメニューボタンをタップする
- 「アカウントを移行」をタップする
- 「アカウントのエクスポート」をタップする
- QRコードが表示される
- 新しいiPhoneで、Google Authenticatorを開く
- 上記の2〜3を行った後、「アカウントのインポート」をタップする
- QRコードを読み込む
参考:パスワードの管理
新しいiPhoneでアプリを起動しようとすると、パスワード入力を求められる場合もあるでしょう。
パスワードは、なにかしらの管理ツールを使っておくと、iPhoneの買い替え時も簡単ですよ。私が使っている管理ツールを以下に紹介しますので、参考にどうぞ。
ここまでの作業をすれば、室内(Wi-FI環境下) では、新しいiPhoneを以前と同様に使えるでしょう。
Step7: SIMカードを挿入し、モバイル通信の設定をする
室外でもネット通信できるように、モバイル通信の設定をしましょう。
手順は以下の3ステップ。
- 新旧それぞれのiPhoneの電源を切る
- 古いiPhoneのSIMカードを取り出す
- 取り出したSIMカードを新しいiPhoneに挿入する
- 新しいiPhoneの電源を入れる
- モバイルデータ通信をオンにする
- APNの設定をする
設定アプリを起動し、「モバイル通信」>「モバイルデータ通信」をオンにします。
日本国内で販売されている多くのスマホは、SIMカードを挿入すると自動的にAPN設定が行われ、自分で設定する必要はありません。
しかし、格安SIMの場合は、自分でAPN設定をする必要があります。
APN設定手順は以下の外部サイトをご覧ください。
https://iosys.co.jp/special/apn
ちなみに、私はBIGLOBEモバイルなので、上記サイトからリンクされた以下のページを見て設定しました。
>> BIGLOBEモバイル iOS端末
APNの設定を行うと、iPhone設定アプリで、「一般」>「VPNとデバイス管理」>「構成プロファイル」に設定されているはず。わたしの場合は以下のとおり。
Step8: 新しいiPhoneの初期設定を最適化する
新しいiPhoneの初期設定を最適化して、使いやすくしましょう。
Step9: スマホケースをとりつける
お好みでスマホケースをとりつけましょう。
参考までに、私の場合はiPhone15 Plusなので、MagSafe対応の以下のスマホケースを購入しました。
くわえて、MagSafe対応の以下のカードケースを購入して、上記のスマホケースにくっつけました。
どちらも満足してます!
Step10: 古いiPhoneを下取りに出すために、データの削除(初期化)をする
古いiPhoneを下取りに出すために、データを初期化しましょう。
詳しくは以下のApple公式サイトをご覧ください。
>> iPhone や iPad を売却、譲渡、下取りに出す前にやっておくべきこと
Step11: 自宅に集荷に来てくれるので、古いiPhoneを渡す
最後に、古いiPhoneをAppleに送付します。
Step2で予約した集荷日に、自宅まで古いiPhoneを取りにきてくれるので、古いiPhoneを渡しましょう。
配送業者から「箱は要らない。iPhoneだけください」と言われたので、iPhoneだけを渡しました。
Step12: 下取りのiPhoneをAppleが確認するとメールが届く
下取りに出したiPhoneをAppleが確認すると、Appleからメールが届きます。
こんな感じのメール▼
Step13: 下取り額が返金される
上記メールが届いた後、下取り額が返金されます。
返金方法は、
- 購入時に使ったクレジットカードに返金される
- Apple Gift Cardとして返金される
のいずれか。
下取り額が返金されない場合は以下の記事を参考にしてください。