「私はMacを使ってます。作業効率を上げるために、ランチャーも使ってみようかと。どうやらAlfredがいいらしいけど、導入方法や使い方がわかりません。教えてください」
本記事では、こういった疑問に答えます。
本記事を書いてる私は、Mac使用歴5年以上。
PC操作を高速化するには、ランチャーアプリは欠かせません。
数あるランチャーアプリのなかで、Macユーザーには「Alfred4」がおすすめ。機能と操作性のバランスが申し分なく、PC作業効率がバク上がりするから。
とはいえ、このAlfred4はコマンド型ランチャーと呼ばれるものでして、初めての方は戸惑うかもしれません。
そこで今回は、Macのランチャーアプリ「Alfred4」を愛用する私が、初期設定や使い方をわかりやすく解説しました。
PC作業効率を上げたいMacユーザーは、本記事をご覧になり、さっそく今日から使ってみてください。
Alfred4とは?他アプリとの比較もご紹介
Alfred4とは、Mac専用のランチャーアプリです。
ランチャーアプリとは何かを起動する為のアプリ。メモ帳を起動したり、Chromeを開いたり、ファイルを開いたりなどなど。日常的によく使うPC操作を効率化できます。
Alfred4の特徴は、「コマンド型ランチャー」であること。
コマンド型ランチャーとは?
通常のランチャーは、マウス操作でランチャーを起動し、そこから希望のアプリを立ち上げます。キーボードショートカットでランチャーを起動するタイプもありますが、結局その後の操作はマウスで行います。
対して、コマンド型ランチャーは、マウスを使わず、キーボードのコマンド入力だけで、全ての動作を完結するもの。
このコマンド型ランチャーの何がいいかというと、通常のランチャーに比べて、操作が圧倒的に早いこと。
なぜ速いかというと、キーボードでブログを書いてるときに、キーボードから手を離さなくていいから。マウスを使うとなると、いったんキーボードから手を放して戻す分、時間をロスします。
そんなの数秒でしょ?
と思うかもですが、そんなことなくて、いったんコマンド型ランチャーに慣れてしまえば、元の世界には戻れません笑。
ちなみに呼び方としては、
- コマンド型ランチャー
- キーワードランチャー
- コマンドラインランチャー
などさまざまです。
他のコマンド型ランチャーと比較してどう?
「コマンド型ランチャーがいいなら、 Alfred4以外はどうなの?」と気になりますよね?
まず、Macだと「Spotlight」というコマンド型ランチャーが標準で備わっています。(詳しくはMac公式サイト参照)
Spotlightも悪くはありませんが、ランチャーというよりも「検索ツール」という色合いが濃く、機能やカスタマイズ性に乏しいのが難点。
もちろんその他にも、Macで使えるコマンドランチャーを試してみました。具体的に以下のあたり。
- Keypirinha
- Executor
- Wox
- ueli
いろいろ試して比較した結果、やっぱりMacならAlfred4が一番でしたね。
Alfred4がおすすめな理由は以下の4つ。
- 設定がカンタン
- デザインがオシャレ
- 機能が充実している
- カスタマイズ性がよい
上記のとおり。
Alfred4の料金は?
Alfred4は無料で使えます!
有料版にアップグレードすれば、いくつかの機能をアドオンできますが、ほとんどの方には無料で充分かなと。Alfred4を愛用する私も、無料で使ってますよ。
以上、Alfred4の基礎知識でした。
Alfred4の口コミ・評判は?
続いては、Alfred4の口コミ・評判を紹介します。
今回紹介するのは、マナブさんによる推薦動画です。
マナブさんというのは、月に数百万を稼ぐフリーランスで、ブログ界では知らない人はいないほどの有名人。
そんなマナブさんがAlfred4を語った動画をご覧ください。
上記をみれば、Alfred4の良さが伝わったのではないでしょうか?
Macのおすすめランチャー Alfred4のインストール方法(無料版)
続いては、Alfred4の導入方法を説明していきます。
まずはAlfred4のインストールからですね。
Alfred4の公式サイトに行きましょう。
» Alfred4の公式サイトへ
無料版を使うのであれば、[Download Alfred4]をクリックします。
すると、Alfred4がダウンロードされるので、お使いのMac PCにインストールしてください。
インストールが完了すると、Macの上部メニューに、帽子のマークが表示されるでしょう。
以上で、Alfred4のインストールは完了です。
Macのおすすめランチャー Alfred4の設定方法と使い方(無料版)
続いては、Alfred4の設定方法と使い方を解説します。
Alfred4を使う前の事前準備
Alfred4を使う上でまず最初にやることは、Macに標準で入っているSpotlightの機能を無効にすることです。
先ほど紹介したように、Spotlightもコマンド型ランチャーなので、無効にしておかないと、キーボードのショートカットキーがかぶる可能性があるから。
Spotlightを無効化する手順
画面上部のメニューバーにあるリンゴのアイコンをクリックし、[システム環境設定]を選びます。
次に、Spotlightのアイコンをクリックします。
[キーボードショートカット]をクリックします。
左側にある枠内のSpotlightが選択されていることを確認し、右枠内のチェックを外します。
では、option + spaceをタイピングしてみください。以下のようなAlfred4の検索窓が出てくればOKです。
この検索窓にコマンドを打ち込んで、アプリやファイルを開くというのが基本的な使い方です。
Alfred4の検索窓が表示されないときの対処法
Spotlightの他に、「option + space」のショートカットキーを使ってないかチェックします。
先ほどと同様、画面上部のメニューバーにあるリンゴのアイコンをクリックし、[システム環境設定] > [キーボード]をクリックします。
[ショートカット]の中で、「option + space」のショートカットキーを使ってないかチェックします。もしあれば、そのチェックを外し、もう一度お試しください。
Alfred4の設定画面の開き方
Alfred4の設定画面を開く方法は2通り。
1つめは、Mac上部メニューの帽子アイコンをクリックして、[Preferences]を選ぶこと。
2つめは、option + spaceをタイピングして、Alfred4の検索窓を表示させ、「alfred」と入力すること。すると、[Show Alfred Preferences]が表示されるので、Enterキーを押します。
すると、Alfred4の設定画面が表示されます。
Alfred4の設定:検索窓の呼び出し方を変える
検索窓を呼び出すショートカットキーを変えるには、設定画面の左メニューから[General]をクリックします。
[Alfred HotKey]の初期設定はoption + spaceになっています。”option”キー以外に変えたいときは、お好きな設定にどうぞ。
ついでに、[Where are you]のところは、”Japan”にしておきましょう。
Alfred4の設定:検索窓の見た目を変える
設定画面の左メニューから[Appearance]をクリックし、赤枠内から好きな配色を選びましょう。
Alfred4の設定:Alfred4起動時の文字入力設定を変える
Alfred4の検索窓から入力する文字は「半角英数」のことが多いです。よって、Alfred4起動時の文字入力設定を「必ず半角英数」にしておくと便利ですよ。
設定画面の左メニューから[Advanced]をクリックし、[Force Keyboard]を「Romaji」にします。
初期設定はいったんこれくらいにして、続いては、Alfred4の使い方をみていきましょう。
Alfred4の使い方:アプリの起動
例として、Finderを起動してみます。
検索窓を表示させ、「find…」と入力すれば、Finderが候補に登場するので、Enterを押します。
すると、マウスやトラックパッドに全く触れずにFinderを起動することができます。
Alfred4の使い方:ファイルを開く
続いては、Alfred4を使ってファイルを開く方法を解説します。
Alfred4の検索窓から希望のファイルを入力すれば、Finderを開くことなく、直接ファイルを開けるので便利です。
また、候補のファイルを順に表示してくれるので、ファイル名をあまり覚えてないときに助かります。
では実際にファイルを開いてみましょう。
検索窓を呼び出し、開きたいファイル名を入力します。候補が表示されるので、該当のファイルを選んでEnterを押します。
するとファイルが開きます。カンタンですね。
なお、対象のファイルの種類は設定画面で行います。設定画面で[Features] > [Default Results]をクリックします。[Extras]と[Search Scope]の箇所で、ファイルの種類にチェックを入れればOK。私は全部つけてます。
ファイルオープンを明示的に行う方法
「半角スペース」の後に、ファイル名を入力します。
「open」の後にファイル名を入力するでもOK。
Alfred4の使い方:ファイルの中身を検索する
「in」の後に検索する文字列を入力すれば、ファイルの中身を検査できます。
さて、ここまででAlfred4の使い方の前半が終了です。この使い方をマスターするだけでも、PCの作業効率はぐんとアップしますよ。
でもAlfred4でやれることはこんなもんじゃありません!
というわけで、Alfred4の使い方「後半戦」といきましょう。
Alfred4の使い方:計算する
電卓としても使えます。検索窓を呼び出し、数字を打ち込むだけ。
Alfred4の使い方:翻訳する
翻訳もできます。
「define + 単語(例:house)」を入力してEnterを押します。
するとmac内の辞書アプリで翻訳した結果が表示されます。
「define」というコマンドを変えるときは、設定画面で[Features] > [Dictionary] > [Define a word]の箇所を変更します。
ちなみに辞書を呼び出すときは、検索窓に「dictionary」と入力すればOK。
Alfred4の使い方:システム操作をする
Alfred4はシステム操作もできます。
例えば、ゴミ箱を空にしたい時は、以下のコマンドでOK。
他にも沢山あります。Alfred4の設定画面で [Features]> [System]をクリックし、赤枠内の設定を確認してみましょう。
Alfred4の使い方:よく使うサイトを呼び出す
よく使うサイトをコマンドで呼び出せます。
例えば私でいえば、姉妹サイトサイトのhideharu blogを、「hid」の3文字入力するだけで呼び出せるようにしています。
サイトをどのコマンドで呼び出すかは設定画面で行います。
設定画面で、[Features] > [Web Serach]を選び、右下の[Add Custom Search]をクリックします。
[Search URL]に登録したいサイトURLを、[Keyword]にお好きなコマンドを設定します。
最後に[Save]をクリックすればOK。
Alfred4の使い方:ブックマークしたサイトを呼び出す
ブックマークしたサイトをコマンドで呼び出すこともできます。
検索窓を呼び出し、ブックマークに登録したサイト名を入力します。すると候補が出るので、選んでEnterを押すだけ。
この機能を有効にするなら、設定画面で[Features] > [Web Bookmarks]をクリックし、[Sources]にチェックをつけてください。
Alfred4の使い方:Google検索する
Google検索もできます。
検索窓を呼び出し、検索キーワード(例:ブログの始め方)を入力してEnterを押します。
すると、お使いのブラウザが立ち上がり、Googleで「ブログの始め方」を検索したときの結果が表示されます。
Alfred4の使い方:カスタム検索を作る
Alfred4の使い方の最後に、「カスタム検索」を紹介します。
ちょっとだけ難しいので、ななめ読みでかまいません。
カスタム検索では、よく使うウェブサイト内での検索を、Alfred4から直接できるようになります。
例えばAmazonのカスタム検索でいうと、こんな感じで打ち込むと、
Amazonの検索結果をすぐに表示してくれます。
カスタム検索の作り方
検索したいサイトに行き、適当なキーワードで検索し、ブラウザのアドレスバーに表示されているURLをコピーします。
次にAlfred4の設定画面を開き、[Features] > [Web Search] > [Add Custom Search]をクリックします。
Search URLのところに、先ほどコピーしたURLを貼り付け、k=・・・の部分を、k={query}
に書き換えます。
サイトによっては「https://xx/?keyword=時計」のようなURLもありますが、同じように、keyword=・・・の部分を、keyword={query}
に書き換えます。
この設定をすれば、カスタム検索ができるようになります。
以上、Alfred4の設定と使い方でした。
参考:Macのおすすめランチャー Alfred4の有料版っていくら?
Alfred4には有料版があります。
ここまでの説明をご覧になり、「無料版で充分!」と思った方が大半かと思いますが、参考までに有料版も紹介します。
有料版の値段は?
Alfred4の公式サイトから[Buy the Powerpack]をクリックすると、有料版の値段が表示されています。2021年12月時点では以下の値段。
有料版の機能は?
有料版では、いくつかの機能がアドオンされます。
設定画面を見てみましょう。
[Features]のメニューでいえば、
・Actions
・クリップボード履歴
・スニペット
・Contacts
・Music
・1Password
・Terminal
の機能を追加で使えます。
[Workflows]のメニューも、有料版でのみ使える機能です。
繰り返しになりますが、私はAlfred4を無料版で使ってまして、充分に満足しています。
ただ有料版も使ってみたい方は、公式ページをご覧になり、検討してみるといいでしょう。
参考:Alfred4のWindows版はどのアプリ?
本記事の最後に、以下の質問にお答えしましょう。
「MacでAlfred4がおすすめのランチャーアプリなのはよくわかった。でもこのAlfred4ってWindowsで使えないの?」
はい。
繰り返しですが、Alfred4はMac専用アプリなので、Windowsでは使えません。
とはいえ、Windowsで使えるコマンド型ランチャーの中で、一番のおすすめは何?と聞かれれば、「ueli」とお答えします。
Alfred4と比較すると、機能面や操作性でやや劣りますが、それでもWindowsアプリの中では最もバランスに優れているから。
その証拠に、私は自宅で副業ブログをやるときはMacでAlfred4を使ってますが、会社のWindowsではueliを使ってます。
もしWindowsユーザーで、ueliを使ってみたいときは、以下の記事を参考にどうぞ。
» WindowsでAlfred風のコマンドランチャーならおすすめはueli
まとめ:PCの作業効率を爆上げしたいMacユーザーは、コマンドランチャーAlfred4を使うべし!
今回は、ランチャーアプリ「Alfred」の使い方を紹介しました。
このAlfred4の特徴は、コマンド型ランチャーなので、キーボードから手を離さずに、アプリを起動したり、ファイルを呼び出しできること。通常のランチャーに比べて、Macでの作業効率がぐんと高まります。
またその他のコマンド型ランチャーと比較すれば、Alfred4は設定がカンタンで高機能、さらにUIもオシャレなので、おすすめ度No1。有料版もありますが、無料版で申し分なし。
結論、Macユーザーは使わないと損!
というわけで、本記事を参考に、今すぐAlfred4を使ってみましょう!